NCDってなに?


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皆さんは、NCD(non-communicable diseases, 非感染症)という単語を聞いたことがあるでしょうか。

【NCDとは何か?】
NCDは、”不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒などが原因で、生活習慣の改善により予防可能な疾患”とWHOは位置づけています。日本語では生活習慣病や、慢性疾患とも呼ばれます。
今回、WHOで8月の終わりにまとめられたNCDに関する必須医薬品や医療技術に関する討議論文が共有されました。
2012年、70歳以下の、NCDが原因で亡くなった方は世界中では1600万人にも及び、そのうち82%は中低所得国が占めていました。
この一因には、慢性疾患に必要となる医薬品の安定供給が不可能、正しい医療技術をもつエキスパートがいないなどの状況が挙げられます。
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【NCD≒生活習慣病】
NCDの問題は中低所得国だけの問題ではありません。
日本でも、平成25年度から推進している「健康日本21(第二次)」において、

①健康寿命の延伸と健康格差の縮小
②生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(NCDの予防)
③社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
④健康を支え、守るための社会環境の整備
⑤栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善

と5つの方向性が示されています。

日本におけるNCDは、がん・循環器疾患・糖尿病・COPDが位置付けられています。
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【NCD≒生活習慣病、この視点で勉強してみる】
日本のNCDの予防に関しては、医療費抑制の意味も込められており、積極的に薬剤師、薬学生が取り組まなければならない問題ともいえます。
現在、日本薬学生連盟では世界糖尿病Dayに合わせて糖尿病を防ぐ啓発活動を行ったり、世界禁煙DayにはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因の一つであるタバコの禁煙に関して勉強会を行ったりしています。
世界糖尿病デーイベント詳細

今後、生活習慣病に関して学ぶ際に、NCDについても調べてみると、世界的な取り組みなど、新しい視点から生活習慣病へのアプローチが発見できるかもしれませんね。

国際渉外統括 西岡明子