薬学教育委員会紹介
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2014 年度前半 Student Learning Experience Questionnaire の協力

開催日時
2014 年度前半

目的・背景
FIP 教育イニシアチブと IPSF(国際薬学生連盟)が行なった、全世界の薬学生対象の教育に関するアンケート「Student Learning Experience Questionnaire」(以下、SLEQ)に、APS-Japan として協力をしました。

概要・内容
SLEQ は全世界の薬学生を対象にした、教育の機会に関するアンケートになります。世界の各アソシエーションの Education Officerが入っているメーリスにこの依頼が来ましたので、日本の PEO(Pharmacy Education Officer)として協力をしました。
アンケート結果は、日本では 262 人分しか集めることができませんでしたが、世界で第 5 位の回答数でした。この理由は、他国に比べて日本は薬学生の数が多いこと、また全ての国がこのアンケートを実施したわけではなかったことが挙げられると考えられます。
このアンケート結果は、現在も FIP 教育イニシアチブと IPSF が結果をまとめており、今後の世界の薬学教育の水準に活かされていきます。

結論
このアンケートを日本で実施するにあたって、日本薬学生連盟が普段使っている広報媒体のみを利用してアンケートを行なった結果、あまり票数が集まりませんでした。またアンケート項目がとても多いアンケートであり、このアンケートを答えるメリットを PEO としてあまり伝えられなかったということも一因と考えられます。

開催して学んだこと
またこのアンケートをするにあたり、大学側への協力要請も行なうべきであったと思います。アンケート期間があまり長くなかったので、依頼する時間がないと判断し、日本薬学生連盟独自で行ないましたが、今振り返ってみると要請をするべきであったと思います。

今後の展望
このアンケートの結果は、1つの国に薬学生が何人いるかは関係なく、一票の扱いは全て同じです。つまり、日本の薬学生の意見が多く集まれば、日本の薬学生の数からいって、大きな影響を与えることが出来ました。
ですが、今回初めて PEO として IPSF のプロジェクトに正式に参加出来たことはとても良かったと思います。この PEO のつながりは、しっかりと後輩につないでいきたいと思います。

薬学教育委員会 委員長 慶應義塾大学 3 年 飯塚 千亜希


心身障害児総合医療療育センター 見学

開催日時
2014年 12月 5日

開催場所
心身障害児総合医療療育センター

参加人数
3人

目的・背景
心身障害児総合医療療育センターの薬剤師、海老原先生のご講演を聞き、障害者医療が日本においてはマイナーな分野であり、多くの問題を抱えていること、そして薬剤師としてこれからやれることがたくさん領域であるとわかり、見学を通して、それを実際に学び感じたいと考えたから。

概要・内容
海老原先生より歴史、概要のご説明・センター内見学・海老原先生とのディスカッション

結論
「装具診」と呼ばれる、車いす等の装具の点検や買い替えなどを行なうために、病院内には多くの業者と患者さんがいた。約 200床のセンターであるが薬剤師は 4 名であり、現状では病棟業務が行えていないが、病棟で薬剤師としての職能を発揮していくべき場面は多くあるようである。例えば、患者さんは自分の状態が説明出来ない場合が多いので、副作用が出ていないのか様子をチェックすること。患者さんは免疫力が低い場合が多いのにも関わらず長期入院が多いため、感染対策をしっかりすること。看護師等の他職種に薬の飲み方等を指導すること。「母子入院」という、障害児が家で生活をするのに必要なスキルや知識を得るために母子が入院するシステムがあるが、そのときに薬の飲ませ方の練習のサポートをすること、などである。しかし、診療報酬の算定や他職種からの理解不足により、業務が行なえる体制にはなっていないという現状であるようである。だが、障害者医療に関わる薬剤師の研修会等も始めていて、これからは病棟業務にも積極的参加が出来るように変わっていくようである。また、私達学生がそのような意識を持って、この領域にチャレンジをしていくことが求められているとわかった。

参加者の声
もともと臨床薬剤師に興味があったが、今回見てきた領域は今まで見てきた病院とは異なり、薬剤師として行なっていく必要のある業務がまだまだたくさんあると感じた。そのため、この領域での薬剤師としての可能性を広げて行けると感じ、この領域についての現状・問題等を理解し、薬学生として何が出来そうか考えてみたいと思った。また、将来薬剤師として働く場の選択肢の1つとして考えてみたいと思った。(北澤)

今日参加して、今の福祉分野の現状や問題点を知ることができ、貴重な話が聞くことが出来てよかった。この分野には、するべきこと・学ぶべきことが沢山あることを、見学を通して実感した。薬剤師しか分からないような知識を確実に身につけることや施設薬剤師についてさらに多くの人に知ってもらうように働きかけることなど、薬学生として出来ることをこれからやっていきたいと思った。(島田)

薬剤師として職能を発揮出来る、発揮して行くべき領域であることがよくわかった。そのことをぜひ多くの薬学生にこれから伝えて行きたい、またこの領域で薬剤師が活躍できる環境を整えるために、薬剤師の介入効果をしっかり示していくということに、自分も研究という立場でいつか貢献したいと思った。(飯塚)

今後の展望
今回、学んだことや、この領域における現状を全国の薬学生が集まる場である第 16 回日本薬学生連盟年会で多くの薬学生に伝えて行きたい。次回は、多職種の学生と見学に行き、意見交換をしたい。

薬学教育委員会 委員長 慶應義塾大学 3 年 飯塚 千亜希
薬学教育委員会 東京薬科大学 2 年 北澤 裕矢
薬学教育委員会 東京薬科大学 2 年 島田 翠


薬連祭 国内系の部

開催日時
2014年11月 1日

開催場所
賢者屋

参加人数
50人

目的・背景
例年は国際系報告会だけでしたが、国際系委員会から声をかけていただき、日頃国際系活動を行なっている人たちに、ぜひ国内系委員会の活動の意義や楽しさを知ってほしいと思ったので、喜んで国内系委員会もイベントを同日に開催することにしました
薬学教育委員会・公衆衛生委員会・学術委員会の3つの委員会の活動内容、楽しさが伝わるような企画にしようと、テーマを「糖尿病」に設定しイベントを企画しました。また 3 委員長がつくるワークショップなので、後輩達にこういうワークショップもあるのだと驚きと楽しさを感じてもらえるような企画を考えました。

概要・内容
世界糖尿病デーが近かったということもあり、テーマを「糖尿病」と設定して、まずはマインドマップを使ってたくさんの意見を班毎に出してもらいました。その中から気になる意見を選び、企画を1つ考えるというワークショップをやってもらいました。

結論
3委員会のイベントに参加したことがない、薬学生連盟の企画に初めて参加した
という参加者がとても多く、参加者のみなさんからは、「こういったワークショップは初めてやった」、「こういうワークショップは楽しい」、「マインドマップは初めて知った」などの、驚きと喜びの声をたくさん聞くことができたので、この企画の目的は達成出来たと思います。班ごとに考えた企画もどれもよく考えられていて、とても面白かったです。

開催して学んだこと
とても長時間のワークショップだったこと、またテーマにかなり幅があったことから
苦戦をしていた班も多かったです。みなさん反省点もちゃんと分かっているようだったので、この企画を通じて得た楽しさも良かった点も、反省点も、これからの機会に活かしてもらえたら良いなと思いました。

今後の展望
これを機に、国際系と国内系、どちらの企画も楽しく、また大切であるということを感じてもらえたなら良かったと思います。

薬学教育委員会 委員長 慶應義塾大学 3 年 飯塚 千亜希


第 2 回緩和医療・在宅医療勉強会

開催日時
2014年10月 25日 13:00~

開催場所
ジョナサン 新宿御苑前店

参加人数
5名

目的・背景
2025 年には約 5 人に 1 人は 75 歳以上であると言われる現在の超高齢社会において、緩和医療・在宅医療もさらに行っていく必要があると考えます。それらについて知り、考えることによって、将来このような問題について緩和医療・在宅医療という側面から、私たちは何が出来るか、何をしなければならないのか考えるきっかけにしてほしいという思いから企画しました。

概要・内容
第1回の勉強会でそれぞれが緩和医療・在宅医療について知っていたことを共有した際に、知らなかった点や気になった点について調べてきた内容を共有しました。各自、文献を調べた内容や、講演会に参加して得た内容を共有しました。緩和医療・在宅医療の概念や薬剤師の基本的な業務など各自調べてきた内容も異なり、さまざまな側面から緩和医療・在宅医療を考えることが出来ました。
共有した上で、緩和医療・在宅医療において薬剤師は何が出来るのか、出来ているのか、現在問題としてあげられそうなことは何かなど、自分達で考え、意見交換を行いました。

担当者
北澤裕矢

結論
各自調べてきたものは皆違ったため、それらをまとめると様々な側面から緩和医療・在宅医療について学ぶことが出来ました。
今回の勉強会で緩和医療・在宅医療に対する知識がまとまりましたが、やはりそれらが明確なものであるのか曖昧な点もありました。しかし、知識が増えたことにより疑問点や考えられる問題点についてもさらに活発に話し合いが出来ました。

今後の展望
次回は、今回の勉強会であがったグレーゾーンな知識について、実際に緩和医療・在宅医療が行われている現場あるいはそれに関わる方のお話を聞くことにより明確にしたいと考えています。また、今回私達なりに考えた意見や疑問点をぶつける機会をつくり、さらに緩和医療・在宅医療について知識や考えを深めていきたいです。

薬学教育委員会 東京薬科大学 2 年 北澤 裕矢


第一回緩和医療・在宅医療勉強会

開催日時
2014年9月28日 9:00~

開催場所
デニーズ 渋谷店

参加人数
4 名

目的・背景
2025 年には約 5 人に 1 人は 75 歳以上であると言われる現在の超高齢社会において、緩和医療・在宅医療もさらに行っていく必要があると考えます。それらについて知り、考えることによって、将来このような問題について緩和医療・在宅医療という側面から、私たちは何ができるか、何をしなければならないのか考えるきっかけにしてほしいという思いから企画しました。

概要・内容
薬学教育委員会内で、緩和医療・在宅医療に興味のあるメンバーが集まり、緩和医療・在宅医療に対する思いや知っていることを顔合わせも兼ねて共有
しました。共有した際に、現段階で緩和医療・在宅医療についてわからない点や疑問点をあげておき、次回の勉強会につなげていきました。

結論
今回顔合わせも兼ねて、それぞれが緩和医療・在宅医療に対する思いやどんなことを知りたいのか共有したことにより、今後緩和医療・在宅医療について知り、考えていくにあたってのモチベーションアップにつながりました。それぞれの緩和医療・在宅医療での興味のある分野も違ったので、次回の勉強会では、さまざまな側面から緩和医療・在宅医療についての知識や考えを深められると考えています。

今後の展望
次回の勉強会では、今回共有した際に出た気になった点やわからない点について各自調べてきたものを共有したいと考えています。

薬学教育委員会 東京薬科大学 2 年 北澤 裕矢


聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部見学

開催日時
2014年8月29日(金)

開催場所
聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部

参加人数
6名

目的・背景
日本の病院薬剤師の業務を知ること。

概要・内容
国際薬学生連盟が公式に行っている交換留学プログラムにより、日本薬学生連盟が受け入れを行なった交換留学生 4 人と日本人薬学生 2 人が見学を行ないました。交換留学生は日本の薬剤部にある機器やシステム、日本の病院薬剤師の働き方を知り、自国と比較しながら学びを深めました。
最初の上塚先生のプレゼンテーションから、日本の病院薬剤師についての基本的な理解を深め、ケースプレゼンテーションでは日本の病院薬剤師の研鑽の姿勢に感銘を受けていました。最後のディスカッションでは、それぞれの国の事情を話しつつ意見交換をすることができ、とても楽しく有意義な時間を過ごしていました。

Schedule:
10:30 – 10:40 Meet with Director of Pharmacy (Dr. Masuhara)
10:40 – 12:00 Role of Hospital Pharmacists in Japan (Dr. Uezuka)
12:00 – 13:00 Lunch
13:00 – 13:30 Case Presentation (Dr. Maeda)
13:30 – 14:00 Tour of Department of Pharmacy (Ms. Kobayashi)
14:00 – 15:00 Topic Discussion (Dr. Maeda)
15:00 – 15:10 Wrap-up (Dr. Maeda)

参加者からの感想
私自身が一年生で、病院薬剤師についてあまり知識がない状態でしたので、今回このような機会に関われてとても勉強になりました。
印象に残っているのは、デスクの横の書棚に数多くの英字薬学書が並んでいて、それを当たり前の様に常日頃から用いているということです。
分からないことは直ぐに調べるという姿勢の大切さや、「生涯学習」という言葉を再認識しました。そつなく英文を読解することは、今の薬学教育において、全ての薬剤師が得られるスキルではないと思います。個人の努力が大きく影響して得られるスキルだと思います。数年後、私も英語を自分の武器として活躍できるように、スキルアップに努めたいと思います。

結論
日本人薬学生も病院薬剤師の働き方を知り、先生方の研鑽の姿を拝見し、自分たちの将来を考える良い機会となりました。とくにディスカッションでは、多岐な視点で病院薬剤師を考えることができ、大変勉強になりました。
今回の見学を通して、薬剤師にとって生涯研鑽がどれほど重要なことであるか、ということを学びました。多くの薬学生が求めている薬剤師のロールモデルはここにあると感じました。より良い Pharmaceutical Care とは何か、日々の学部生活を送っているだけではそれを考える機会もありません。しかしその基礎となる薬学という学問を習っている今、先生方の様子を拝見し、考えに触れることが出来たということは私にとって大変貴重な経験でした。基礎となる薬学の知識をさらに深め、再び先生方とディスカッションをする機会を頂戴出来れば幸いに思います。

薬学教育委員会 委員長 慶應義塾大学 3 年 飯塚 千亜希


世界の薬剤師の仕事

開催日時
2014年8月19日 13:00~17:00

開催場所
新宿 賢者屋

参加人数
24人

目的・背景
世界の薬剤師の仕事において違いや共通点を見つけ、世界の薬剤師について理解を深める

概要・内容
世界の薬剤師の仕事についての発表

・5つのグループに分けて行う
(留学生1人に対し日本人数名うちグループリーダー1人)

1. グループ内で病院での薬剤師の仕事について発表(5分×2)
2. 質問(25分)
3. グループ内で薬局での薬剤師の仕事について発表(5分×2)
4. 質問(25分)
5. 全体で発表(5分×5)
6. グループリーダーから日本語で説明(5分×5)
7. 休憩(15分)
8. ワールド・カフェ(15分×4)
・発表に対しての質問+フリータイム

経緯
今回のこの企画は、世界の薬剤師はどんな仕事をしているのかというシンプルな疑問を通して、海外の医療について学ぼうという考えから始まりました。

結論
留学生の発表の内容が少しずつ違い、いろんな観点から医療というものを見ることができた。グループごとに自分たちのオリジナルの形式で発表してもらったことで様々な発表の仕方を得ました。また、各グループでまとめ方や聞いたことなどが違うので、その後に新たに質問や気になることが出てきて、各国への理解を深めることが出来た。今回の留学生がアジアやヨーロッパなど多方面から SEP に参加してくださったことにより、この企画を通じて世界中の薬剤師について学ぶことが出来たのはとても大きな収穫です。またこの企画を通じて日本の薬剤師のすばらしさを再認識したり、逆にもっと成長できる可能性を見つけたりすることも出来ました。私自身がまだ低学年ということもあり、まだ知識の及ばない部分もありますが、これからの勉強を通じて日本の医療というものを再度見つめ直していきたいと考えております。

参加者の声
・なかなか普段ではできない、調べただけでは分からないことまで知ることの出来る良い機会でした。来年もぜひ参加したいと思います。
・世界の薬局、病院が日本とここまで違うのか!とたくさんの驚きを発見することができ、留学生とお話をする機会が多かったので、自分の英語力を上げることが出来た気がします
・世界の薬剤師の仕事をはじめ薬学教育や薬局とドラッグストアの違いなどについて知ることができ、とても充実した時間を過ごせました。

今後の展望
みんなが同じように理解できるように、進め方やまとめ方、発表の仕方を工夫し、さらに世界の医療について相互に理解できるようにしていきたいです。

薬学教育委員会 東京薬科大学 2 年 北澤 裕矢
交換留学委員会 東京薬科大学 2 年 中山 さやか