第1回 薬学生へのアンケート結果・考察
喫煙に関する意識調査

Q1 Q2 Q3 Q4 5 6

(2016年6月 全国の薬学生77名に調査)

 

世界禁煙デーの5月31日から6月6日は、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して ~たばこの煙から子ども達をまもろう~」をテーマとした禁煙週間でした。改めて、みなさんは、喫煙のリスクを理解していますか? また、喫煙のリスクのみならず、健康に関することに関心がありますか? 今回は、「君ならできる!薬学生の禁煙支援@関東」の参加者を中心に、薬学生77人に回答していただいたアンケート結果を踏まえてこの記事を書かせてもらいました。

喫煙がもたらす健康被害や問題は、主流煙(一次喫煙)を吸う喫煙者自身に留まらず、副流煙や受動喫煙(二次喫煙)、そして、建物などに染み込んだ煙草の有害成分を吸い込んでしまう三次喫煙と、不特定多数の人間にまで及びます。自分は喫煙者ではないからといっても二次喫煙、三次喫煙から完全に逃れることはできないでしょう。

アンケートに協力してくれた薬学生のうち喫煙の習慣があると回答したのは6%。この数字自体は、成人喫煙率からも小さいと考えられます。しかし、この6%の人は禁煙に対して必ずしも肯定的ではありませんでした。それどころか、喫煙のリスクを理解していると回答している一方で、喫煙をやめたいと答えた人は1人もいませんでした。喫煙のリスクは理解しつつも、やはり喫煙者からするとそれを止めることは難しいのかもしれません。またその一方で、薬剤師が禁煙に苦しむ人のためにできることは何かという質問に、86%の人が薬局での禁煙支援と答えました。将来、薬剤師となることを考えて回答してしたものと思います。アンケート協力者の96%は6年制の薬剤師養成課程です。私たち薬学生は、禁煙に苦しむのではなく、禁煙に苦しむ人を支援する立場になるはずです。喫煙者の薬学生も、そうでない薬学生も、禁煙週間こそ終了していますが、日ごろからそのような意識をもって関心を広げていくべきではないでしょうか。

アンケートではまた、健康に対する関心も質問しましたが、その結果、健康に関する情報を65%の人がインターネットを用いて集めていることが分かりました。また、インターネットのみに依存していた人はほとんどおらず、バランスが取れている印象でした。ネットには沢山の情報があふれ、気軽に素早く様々な情報が得られる一方、情報の信用性が問われるようになっていることを考えると、確かに様々な手段を使って信憑性のある情報を集めることが重要です。勉強に追われ、自身の健康に関して目を向ける時間が少なくなっているかもしれませんが、テレビ、新聞などのマスメディア、講義で聞いた話や家族、友人から聞いたことをネットや本で調べるなど、どうしてだろうなぜだろうと、まずは疑問を持ってみましょう。

さて、知識として健康に関心を持つことも重要ですが、自分の健康に目を向けることも大切です。食事や運動に気を付けていると答えた人はおよそ半数ほどいましたが、睡眠に気を付けていると答えた人は3分の1を下回りました。バランスの良い食事や適度な運動だけでなく、質の良い過不足ない睡眠も自身の健康のために心掛けましょう。

(明治薬科大学1年 岩崎良太)