世界禁煙デー企画『君ならできる!禁煙支援!!』

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開催日時 2016年5月29日 14時00分〜17時00分

開催場所 渋谷DHCコミュニケーションスペース

参加人数 18人

当日スケジュール
13:30~14:00 受付開始
14:00~14:10 委員会紹介
14:10~14:25 アイスブレーキング
14:25~15:15 プレゼンテーション
15:15~15:30 ~休憩~
15:30~16:40 ワークショップ
16:40~17:00 タール抽出、集合写真、アンケート記入

感想
公衆衛生委員会として今年度初めてのイベントで、個人的にもイベントを企画するのが初めてのことでしたが、無事に終えることができました。今回のイベントは公衆衛生委員会単独のイベントでは初の海外の薬学生が1人参加してくれたイベントでした。上手に伝えることができるか、他の参加者と交流を深めることができるか気がかりでしたが、参加者全員が楽しむことができたイベントとなりました。
たばこの知識に関するプレゼンテーションでは、たばこの意外な歴史や花言葉、ニコチンの強い毒性、最近のたばこについて、禁煙方法、禁煙支援の仕方などについてお話しました。
ワークショップではプレゼンテーションで学んだことを踏まえて次の3つのテーマについて、禁煙指導薬剤師になったつもりで考えていただきました。
『喫煙者がたばこをやめるにはどうすればよいか』
『いまたばこを吸っていない人が今後も吸わない人生をおくるためには』
『未成年者や子供がたばこに手を出さないようにするためには』
みなさん、しっかりと禁煙したい患者さんへの対応や禁煙する動機づけについて考えていて、参加者みんなが自分の意見を発言できる良いワークショップになりました。例えば、「たばこを吸っていてどれくらいの時間とお金を消費しているか、禁煙出来たらその時間とお金でどんなことができるか」「禁煙を推進するためにはどのような制度を作ればいいか」など時間を忘れてしまうくらい議論が進んでいました。
またたばこを使ってタールの抽出も行いました。実際には他の添加物の抽出していますが、お茶パックにたばこの葉っぱを入れて水に抽出しました。これを楽しみに参加してくれた方も多く、たばこの葉っぱを水の中に入れた時にどのように色が変化するかを実際に見ていただきました。実際にたばこを見てもらい、「どのように葉っぱが詰まっているのか」「フィルターはどんなふうに入っているのか」「においはどんな感じか」など視覚と嗅覚を使って体験してもらいました。じっくりとたばこを見たことのない参加者もいて、実際にたばこを見てもらい抽出した後の水を自分の肺に析出していると考えると喫煙はしたくないと思いました。
全体的に成功といえるイベントでした。「タバコの正しい知識が学べて有意義な時間になった」「実際に現物を見るのは良い体験だと思った」などプラスの意見がたくさんあり、皆さん楽しんでいただけたと思います。
今後も参加してよかった!と思っていただけるようなイベントづくりをしていきたいと思います。公衆衛生委員長 帝京平成大学4年 森滉介