2018年度 関西夏SEP 大阪市立大学医学部附属病院見学

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【開催日時】2018年8月17日 13時30分~16時00分

【開催場所】大阪市立大学医学部附属病院

【開催概要】病院見学、質疑応答

【タイムスケジュール】

13:30~15:30 病院見学

15:30~16:00 質疑応答

16:00 解散

【参加人数】10人

【感想】

 今年も例年通り、大阪市立大学医学部附属病院を案内していただきました。始めに、大阪市立大学医学部附属病院薬剤部の概要について、説明を行っていただいた後、病院内の施設を案内させていただきました。そこでは調剤室に加えて、病院特有の施設である注射薬供給室、製剤室、化学療法室を拝見いたしました。最後に、留学生からの質問に答えていただきました。

 私個人として、特に印象に残った事は、コンピュータシステムを利用して正確かつ安全に薬を患者さんに供給出来る体制が整っているという点です。例えば、注射薬供給室では注射薬自動払出機を用いて、患者さんに合わせた薬を徹底的に管理して正確に供給していたり、散薬調剤の際に用いる乳鉢や水剤調製に用いられるシリンダーにチップが埋め込まれており、登録された薬が正しく調剤されているか確認出来る様になっていました。

 今回の見学で留学生は、説明を行っていただいている時に一生懸命メモを取っていたり、施設案内の時には、興味深そうに話を聞いて疑問に思う事についてその都度質問をしたりしていました。中でも、自国の医療体制の例を交えながら質問をしていた留学生が何人かいたのには驚きました。また質疑応答の際、近い将来日本でも必要になってくる認知症治療について質問している留学生がいて、将来、医療人として働くという意識の高さにこちらも刺激を受けました。留学生だけでなく、日本人スタッフにとっても有意義な見学になったのではないかと感じました。

  この度は、この様な機会を設けて下さいました永山勝也様をはじめとする大阪市立大学医学部附属病院の皆様には深く感謝を申し上げます。有難うございました。