Vampire Campaign2017@関西

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開催日時 2017年11 月18 日 10時30分〜16 時30分

開催場所 大阪森ノ宮血液センター、JR京橋ー京阪京橋連絡通路

参加人数 6人

当日スケジュール
10:30~12:00 勉強会
12:00~14:00  昼食、移動
14:00~16:30 献血推進運動

感想
本キャンペーンは、本来血を吸う側のvampireが「献血してほしい」と呼びかけたら面白い!という考えから行っているイベントです。なぜハロウィンが終わってからvampireの仮装をしてやるのか。それは寒くなってくると献血者数が格段に減ってしまうからです。輸血を必要としているのは、その8割ががんや白血病などの病気と闘っている患者さんたち。冬だからと需要は減りません。
また、若年層の献血者は近年減少傾向にあります。年齢の近い薬学生が呼びかけを行うことで多くの人に興味を持ってもらうことも願っています。
本年度は新たに骨髄バンクドナー登録会も同時開催しました。
骨髄バンクのこと、少しだけお話しさせてください。
赤血球に血液型があるように、白血球にも「HLA型」という型があります。このHLA型の発見から白血球や再生不良性貧血などの病気には、骨髄移植・末梢血幹細胞移植という治療法が確立されてきました。この治療法の成功率はHLA型の適合度が高いほど良いと言われています。HLA型は兄弟姉妹間では4分の1の確率で一致しますが、非血縁者間では数百から数万分の1の確率でしか一致しません。国内で骨髄バンクに登録している患者さんの内、実際に移植を受けることができる方は6割程度です。ドナー登録は2mlの採血から、献血の検査採血と同時にできます。
イベント当日は午前中に勉強会、午後から街頭でティッシュを配ったり、ちっちちゃんと呼びかけを行いました。勉強会では普段立ち入る機会のない、血液製剤が保管されている血液センター内も見学しました。二時間半の呼びかけによる献血の受付人数は31人、実際にできたのは28人でした。
骨髄バンクドナー登録会は、献血受付時にスタッフが作成したチラシを配布したことで、ブースを設置するだけよりも、より多くの人に関心を持ってもらえたようです。献血ルームでは月に2人以上登録者がいるとすごいと言われていますが、この日は9人の方が登録をしてくださいました。
来年度も同じ時期に実施予定ですので、興味のある方は是非参加してみてください。
公衆衛生委員会 神戸学院大学 2年 名前 横山夏季