開催日時:2018年5月27日
開催場所:江戸川区の中央地域祭り
参加人数:スタッフ12名
ブースに来てくれた子供たち 約100人
企画内容:
事前アンケート
参加してもらう子供たちにクイズ形式でアンケートを取り、薬剤師や薬に対する理解度を計る。紙芝居・ボードシアター
未就学児にはボードシアターを、小学生には紙芝居を使って薬剤師の仕事についてや薬の適正使用などを学んでもらう。
天秤ゲーム
子どもたちに薬剤師になりきってゲームをしてもらい薬剤師の理解度を深める
事後アンケート
事前アンケートと同様にとり、子供たちがPPACを通してどれだけ薬剤師や薬に対する理解度を高めてくれたかを確認する。
タイムスケジュール:
8:00 集合・準備
9:00~15:00 PPACブース開催
15:00~15:20 片付け
15:20~ 反省会
感想:
今回、関東でPPACを行いました。
子供たちの薬への関心が高く、また天秤ゲームに興味を示してくれる子が多く、子供たちが途絶えることがありませんでした。
私たちが思っているより、子供たちがもとから持っている薬に関する知識が多く、驚かされました。ただ、概要は知っているけどなぜだか知らないという子供たちが多く、深い理由を教えてあげると、「わかった!」「そうだったんだ!」と理解してもらえるのが嬉しかったです。
知ってもらう上で、子供の関心をどうしたら引き出せるか、どうしたらもっと知りたいと思ってもらえるかを考えさせられました。
子供だけでなく参加してくださった大人の方にも同じことが言えます。知らないことを知れることはどの世代にも楽しいことなのだと学びました。
またアンケートの時、親御さんが「ああ、そんなことも知ってるんだ」と子供の成長の気づきの場になれました。
ご年配の方に薬剤師の仕事などの説明をしていると、
「何か相談したいことがあったら薬剤師のところに行っていいの?薬剤師さんのところには医師を通して処方箋をもらわなきゃ行っちゃだめかと思っていた」と驚かれました。少しでも多くの人に薬剤師が身近な存在であることを伝えられたと思います。
ご年配の方はやはり残薬などの質問が多かったですが、医薬品関係以外でもたくさん話を聞いてほしいというご年配の方々もいらっしゃいました。
ですが、お話を聞こうとすると、薬剤師はいいやという方もおり、まだまだ地域の方にとって薬剤師の認識価値が低いのが改めて感じさせられました。
もっと薬剤師が頼れる存在であることを知ってもらえるともに、私たちが頼りがいのある存在になれるよう、もっと地域の人と関わり持ち、勉学に励みたいと思いました。
活動一日を通して、子供からご年配の方まで、多くの地域の人たちとコミュニケーションが取れました。ですが私たちの知識不足も改めて痛感させられました。
地域に寄り添うということはどういうことなのか、地域の方が求めているのはなにかを考えさせられるいい機会となりました。
公衆衛生委員会 明治薬科大学 2年 竹越友紀