イベント内容
明治薬科大学で最新の研究内容を見学し、漢方文化触れ、留学生と交流しました。
開催日時:2019年8月20日(火) 13:00~17:30
開催場所:明治薬科大学
参加人数:17人(スタッフ3人、留学生7人、参加者7人)
タイムスケジュール
13:00~13:45 明治薬科大学資料館見学
13:45~14:15 臨床漢方研究室見学
14:15~15:15 漢方作り体験
15:15~15:45 キャンパスツアー
15:45~16:15 各国薬学教育&漢方ワークショップ
16:15 終了
感想
今回の体験では「日本の薬学教育」と「漢方文化」を学ぶ事を目的としていました。まず初めに行った漢方資料館では、他では見られない歴史ある漢方薬や昔の薬剤師の仕事、実際に使われていた仕事道具について臨床漢方研究室の先生から詳しい解説を聞きながら学ぶ事ができました。
次に行った明治薬科大学の臨床漢方研究室では、先輩方が先輩自身で実施している研究について教えてくださりました。漢方薬や東洋医学というのは、昔の医療の一つというイメージがありましたが薬理機序を科学的に解明する研究や、漢方の原料から成分を抽出するなど現代の考え方に合わせて発展した漢方医学に触れることができ、留学生/スタッフともども驚き、よい体験となりました。また、留学生の中には今まで「漢方」という文化に触れたことがない方もおり、漢方作りや漢方を飲んだ際に予想よりも苦く独特の風味のようで、皆さんより関心を持っていただけたようです。漢方作り体験では、臨床漢方研究室の馬場先生のご指導のもと、桂枝茯苓丸を実際に作りました。均一になるまでしっかりこねた後、目分量で一つ一つ分け丸めて丸薬にするのですが、一つ一つを全く同じ大きさにするのはかなり難しく、機械の重要さを改めて感じました。
最後は講義室に移動し、各国の薬学教育カリキュラムについてみんなで発表しあいました。最初に日本人と留学生でペアを組み、お互いの大学のカリキュラムについて紹介しあった後、ペア相手のカリキュラムについて発表する形式だった為、お互いの国のカリキュラムについて色々質問し、詳しく知ることができたと思います。また日本人参加者にとっては、普段意識することが少ないカリキュラムについてより深く考えるきっかけになったとともに、英語でのアウトプットする良い機会となりました。最初は緊張した面持ちでしたが、自身の言葉で丁寧に発表でき、嬉しそうな皆の顔が印象的でした。今後もこのような機会は積極的に作り、留学生だけではなく、日本人参加者の為にも、継続的に続けていくべきだと感じました。
交換留学委員会 委員長 明治薬科大学4年 玉城美夕