東海大学医学部付属病院見学@関東夏SEP

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イベント内容
日本の病院と母国の病院との違いを知ってもらうとともに、いま世界的に注目されている防災対策や院内感染防止について日本で具体的にどんな取り組みをしているのか学びました。

開催日時2019年8月26日(月)  12:50~17:00

開催場所:東海大学医学部付属病院

タイムスケジュール
12:50~13:00 ご挨拶
13:00~13:50 病院食体験
14:00~14:20 東洋医学科見学
14:30~15:00 災害医療について(ドクターヘリ見学)
15:00~15:20 院内感染対策について
15:20~15:40 緩和ケア・チーム医療について
15:40~16:00 薬剤部見学
16:00~16:20 医療安全対策について
16:30~17:00 質疑応答など

感想
今年2月に引き続き、東海大学医学部付属病院に見学に行きました。東海大学病院はかなり大きい病院で、様々な診療科や機器をお持ちの為全部見学することは難しく、留学生の関心があるもの、昨年見学させていただき勉強になったことなどを中心に見学させていただきました。最初に病院食をいただいたのですが、安価でおいしく、スタッフ・留学生一同本当に驚きました。おいしさと安全性を保ち、大量に作るために一度冷凍し病棟への運送中に運搬カート内で再加熱するシステムを採用しており、実際まるで出来立てのような温かいご飯を食べることができました。毎日朝昼晩で量や味・盛り付けなど様々な項目でアンケートを患者さんにとり、その結果で全体や患者さん個別で量など調節するなど、きめ細かい配慮にも驚かされました。また、東洋医学科ではカッピングや鍼灸治療など先生に実演いただきながら、伝統的なアジアの医療について勉強させていただきました。鍼灸治療などは腰痛など、外科治療に用いられるイメージがあったのですが、精神疾患など自律神経系の治療にも使われることも多いそうで驚きました。韓国では保険適応になることもありますが日本では保険適応外の為、鍼灸治療はあまり知られてないことも多いので、今回学べてよかったです。

院内感染対策・緩和ケア・医療安全対策は資料を用いてお話を伺いました。今世界規模で話題になっているため、留学生の関心も高く、英語での議論は翻訳に少し手間取りましたが、各国の考えやシステムを聞けて面白かったです。今後標準実習で病院に行くときには、今回得られた知識を活用し、知らなかったこと、関心を持ったことについてより調べてから望みたいと思います。

今回見学を受け入れてくださった平綿様をはじめとする東海大学医学部付属病院の皆様には深く御礼申し上げます。

交換留学委員会 委員長 明治薬科大学4年 玉城美夕