APRO LiT 2021 参加者レポート

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<概要>
IFSF APRO(国際薬学生連盟アジア太平洋支部)によるLeders in Training(通称「LiT」)に参加しました。今回はオンラインで、5/29に「Pre-LiT」、6/25,26,27に「LiT」と4日間開催され、組織の上に立つ「リーダー」として必要な能力をレクチャーおよびグループワークを通して身に着けることができました。レクチャーではプロジェクトマネジメントやチームマネジメント、トラブルマネジメントなど多岐にわたる内容を、経験豊富な若い薬剤師や高学年の薬学生から教わりました。グループワークでは、メンターやアドバイザーと一緒に与えられた課題に取り組み、最終日には各グループが約1か月かけて作り上げたプロジェクトを発表し合いました。

<感想>
私は本年度から交換留学委員長に就任したこともあり、リーダーシップを学びたいと考えLiTに参加しました。

レクチャーでは、英語を聞き取ることに苦労しましたが、多くのことを学ぶことができました。しかし続くグループワークでは、海外の学生の積極さに圧倒されてしまいました。グループに分かれてディスカッションを行ったのですが、初め私は自分から発言することができませんでした。同じグループのみんなが話す英語を理解するのが精一杯で、意見を言うことは難しかったです。しかし、グループのみんなは優しく、私にも意見を聞いてくれたため、少しずつ発言できるようになりました。

Pre-LiTでは、グループごとに大きな課題が与えられ、1か月後のLiTまでにプロジェクトを企画し、たくさんの書類やプレゼンなどを用意しなければなりませんでした。そこで、私のチームでも課題提出前にはZoomで集まり、お互いに作ったものを確認しあったり、どうすればいいかを話し合ったりしました。今回はオンラインでの開催でしたが、4日間のLiTおよびチームで準備するために集まった時間を合わせると、オフライン開催の場合と変わらない密度でコミュニケーションが取れたのではないかなと思います。

プログラムが終わった今でも、LiTで出会った海外の学生とは、メッセージアプリでやり取りをしたり、APPS(アジア太平洋薬学生シンポジウム)で再会したりと関係は続いています。リーダーシップを学ぶだけでなく、世界に友達を作るとてもいい機会になりました。

<来年参加する方に向けて>
LiTはかなりハードで、言語の壁や他の学生の積極性や行動力に圧倒されることと思います。しかし必死で取り組むことで、何物にも代えがたい経験を得ることができます。少しでも気になるという方は是非応募してみることをおすすめします!

交換留学委員長 大阪大学3年 中井悠花