開催日時:2018年9月2日
開催場所:愛知県 名古屋市 高年大学鯱城ホール
参加人数:10人
企画内容:
薬学生の医療的観点からAIDS治療や偏見についてAIDS文化フォーラムに来場された地域の方々へ啓発を行う。
またIFMASAのSCORAメンバーと岩室紳也先生と薬連公衆衛生メンバーによる対談にて今の大学生の性に対する考えや感じ方、雰囲気などを地域の方に発信する。
タイムスケジュール:
9:00 集合
10:00~11:00 PHC×SCORA×岩室先生とのトークセッション
11:00~16:00 ブース出展
16:00~16:00 片付け
感想:
今回、このイベントに参加して、HIVに対する自分の意見や、社会一般的な考え、更に深い最新の知識を得ることができてとても良い機会となりました。より幅広い人にHIVの正しい知識を伝えるために、私も行動したいと思いました。岩室先生の、自立は依存先を増やすこと、即ち仲間を増やすことという話も心に残りました。
名古屋AIDS文化フォーラムでは主にブースの担当をしました。ブースでは医療関係者やそうでない方も来られ、こちら側で用意した資料に熱心に目を通してくださいました。さらにご質問もいただきました。学校知識だけでは補いきれないところ(患者の割合、人数、費用問題など)もあり、反省すべき点でした。反対に、学校外学習として不足部分が知れたことは大きな収穫であり良い学習ができたと感じました。またSCORAさんなどとの交流も非常に刺激になりました。
私は今回のAIDS文化フォーラムに初めて参加させていただきました。お恥ずかしながらAIDSの事もよく知らない私でしたがこのイベントを通し医療人として、一人の人間としてAIDSについて正しい知識を持つ事、性に対する知識を伝えることは必要不可欠であると強く思いました。さらに岩室先生の講演では”医療の知識”ではなく”居場所”が病気を治すという話に衝撃を受けました。居場所がないと思っている人はどうしようもいられなくて思わず麻薬や自殺に走ってしまう…。そんな患者自身が辛い思いをしてしまわないように人と人を繋ぐ存在でありたい、自分自身も人と繋がっていける存在になりたいと思いました。このAIDS文化フォーラムではAIDS以外に沢山の経験ができ、勉強になりました。この知識を生かせるように今後も活動を続けていきたいです。
今までAIDSやLGBTsなど、現状では偏見を持たれてしまいがちな事柄を深く知ろうとしてこなかった私にとって、1日を通して聞いた全てのお話が心に刺さるものでした。どれだけ沢山当事者の方からお話を聞いて納得しても、それが”他人事”のままでは何も変わっていきません。”他人事を自分事に”できるようには何をすればこの状況が良くなるのか、また1つ課題の見つかる1日となりました。