開催日時:2016年8月10日13時00分〜16時30分
開催場所:クオール株式会社 大阪事務所
駅クオールJR新大阪店
駅クオールJR尼崎店
参加人数:4人
開催目的:
駅ナカに調剤薬局という、まだ世間一般ではあまりイメージの無い場所に置かれている調剤薬局について、実際に現場に足を運んで自分の目で見ることで、調剤薬局の新たな姿を知り、駅ナカ薬局ならではの特徴について学びます。
またこれらを学んだうえで、具体的に今後駅ナカ薬局という場所が患者にとってどうあるべきか、薬剤師はこれからどのように患者と関わることができるのかなどを考え学ぶことを目的とします。
企画内容:
はじめに、株式会社クオール薬局様の取り組みや駅ナカ薬局の機能、今後についてご説明頂きました。
その後、駅クオール薬局 JR新大阪店とJR尼崎店の2店舗を見学し、一般的な調剤薬局との違いや駅ナカ薬局ならではの特徴、薬剤師の業務内容などについて学びました。
当日スケジュール:
13:00~ 大阪事務所にて、会社概要、駅クオール等の説明
14:25~ 駅クオールJR新大阪店見学
15:20~ 駅クオールJR尼崎店見学
感想:
私が1番印象に残ったのは、生産年齢層の病気の予防に焦点を当てているということです。高齢者をターゲットとした地域包括ケアももちろん大事ですが、将来高齢者となる生産年齢層の健康を支えるというのはすごく重要なことだと思います。健康フェアを行うと、普通の薬局では高齢者が多いのに対し、駅ナカ薬局では幅広い年齢の方が訪れるそうです。駅に薬局があるということは、それだけ若い人も利用しやすいことが分かります。
365日夜遅くまで、いつでも薬剤師が相談にのってくれて、正しい薬を選択してくれる。しかも、それが気軽な場所にあるというのは、患者さんにとってすごく安心できることだし、若い世代の健康意識の向上にもつながると思いました。
関西支部本部 会計担当 武庫川女子大学 3年 板谷梨奈
駅ナカ薬局と初めて聞いたときは、ただコンビニみたいに薬以外の商品が陳列されている、いわゆる駅の中にあるドラッグストアを想像していました。しかし実際には、ドラッグストアと異なる点がたくさんありました。
一つ目は、客層に違いがありました。ドラッグストアでは地域包括に力を入れており、高齢者が多いですが、駅ナカ薬局は生産年齢層の割合が高いです。
2つ目は、薬剤とそれ以外の商品の売れ行きの比率がほぼ同じであることです。調剤薬局としての役割がドラッグストアに比べて大きく、店頭に相談カードを置くことで気軽に相談できる環境が整っていました。また、OTC薬の効能ごとの種類は多くありませんでしたが、最低限のものを選定しておくことで患者さんに合う薬を提供している点も印象的でした。
時代に合わせた薬局の姿を見ることができ、本当に良かったです。他と異なる視点を持つとはこのことなんだと、改めて気づかされました。
関西支部本部 大阪薬科大学 2年 岡森舞良
今回、クオール薬局さんの見学へ行かせて頂き、町の薬局とは異なる特徴がいくつもあった点に大変驚きました。
まず第一に、町の薬局ではドラッグストアと調剤薬局どちらかに重点が置かれているのに対し、クオール薬局さんは、ドラックストアとしての役割、調剤薬局としての役割が1:1で行われているということです。
両方の仕事を出来るということは、仕事にやりがいを感じる事ができると共に薬剤師として成長できるのではないかと感じました。又、相談カードや検体測定を取り入れるなど、常に進化しているということを学び、私もクオール薬局のように常に進化し続けられる薬剤師になりたいと思いました。
大阪薬科大学 2年 佐川実唯