#11「AXIA-NEO- 編集班に密着!2019AUTUMNができるまで」

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パンフレットやフリーマガジン、日本薬学生連盟のイベントに来たことがある人なら一度は目にしたことがあるはず。あの冊子、どんな人がどんな思いで作っているのでしょうか。

今回のAXIA-NEO- WEB版では、冊子版のAXIA-NEO-編集チームの様子をお伝えします。

全員デザイン未経験!ゼロから始める企画作り

↑過去に発行していたAXIAと春のAXIA-NEO-

2018年度までのイベント冊子からイメージを一新し、会員・薬学生向けフリーマガジンとして生まれ変わった「AXIA-NEO-」、4月の新歓での配布に向けて3月にはロゴも決定。最初の大仕事はコンセプトに沿った企画決めです。新入生が多く参加する新歓ではまず薬連のことを知ってもらいたい!ということで、スタッフ会員の裏側をインタビューやアンケートで紹介しました。作成したのはイベント冊子に慣れていた広報部(現在、広報部とプロモーション部に分かれている)の有志。製作はスムーズに行われました。
でも、実は全員デザイン未経験。日本薬学生連盟のプロモーションに入ってから初めてデザインソフトを触ったという人がほとんどです。薬学部にデザイン経験のある人やデザイン系に行きたい人はそうそう入ってきません。その数少ない貴重な薬学生がここに集結しています。未経験とはいっても、多くの部員がとても初めてとは思えないものをつくったり、わずかな期間で飛躍的な呑み込みの早さを見せてくれます。

地味に大変、校正と校閲

↑AUTUMN号の試し刷りで誤字脱字のチェック中

新歓も無事に終わり7月、いよいよ第2号の発刊へ向けて作業が始まりました。今回は会員でなくても楽しめるような企画を考えました。企画内容は薬学生フェスティバルほか、秋のイベントで手に取って確かめてください♪
10月に配布するのに7月からって早すぎると思いますよね?これが意外と時間がないんです。7~8月は多くの大学で試験期間、学業最優先の日本薬学生連盟の活動はいったんストップするので早めから準備を行います。企画を決めた編集班はさっそく動き出します。インタビューの打診や掲載可否の確認、アンケートの人数集めや印刷費用の見積もりなどなど、普段ほとんど表に出てこない仕事がここには山ほどあります。何気なく手に取る雑誌や週刊誌も、一度これを経験すると見る目が変わってきます。紙に触れただけで用紙の種類を言い当てたり、ちょっとしたレイアウトや誤字脱字に対してとても敏感になります(笑)
ちょっとしたミスならいざ知らず、インタビューした方の氏名や誤った情報を確認せずに掲載したら大変です、一通り完成した後の校正と校閲には一番時間をかけます。とはいっても、自分たちで制作した冊子を自分たちでチェックしてしまうと「こんなにチェックしたから誤りなんてない!」という思い込みで見逃しかねません。編集班とは別に校正と校閲を行う校正・校閲班のメンバーに渡してチェックをしてもらいます。校正・校閲班は、校閲ドラマの影響からかとても人気があるんです。その数なんと11名!編集班と同じくらいの規模です。AXIA-NEO-WEB版記事のチェックもやってもらっています。

薬剤師になっても役立つ!?冊子編集で得られる経験とは

↑1回目校閲で見つかった誤字脱字やミス、配置修正

「薬学部とは全く関係ないよね」
プロモーションの活動で身につくスキル、多くの方がおそらくそう思っているのではないでしょうか。
私はむしろ、冊子制作の経験はどのような分野でも応用できる経験だと思います。
インタビューや依頼を通して身につく本当の意味でのコミュニケーション力、進行管理をするとスケジュール管理・タイムマネジメント力、校正校閲では正しい日本語はもちろん、ちょっとでも引っかかったことはすぐ事実確認に回す癖をつけることで自発的な行動力が身につきます。何より、誰かにわかりやすく伝える力というのはこれから最も必要とされてくるのではないでしょうか。

学校の授業では得られないユニークな経験に興味のある方はPR委員会(2020年度よりプロモーション部)または広報部に入ってみてはいかがでしょうか。

編集長は3年生、メンバーも多くが低学年で元気に活動しています!

(2019年度AXIA-NEO-編集班)