OUTGOING日本人参加レポート:マレーシア②

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行った人:明治薬科大学4年(当時) 宮城彩さん

スケジュール(2018年8月5日~17日)
休日はマレーシアの薬学連盟の薬学生、sepに参加している他の国の薬学生とKL(クアラルンプール)やシャー・アラム地区の観光など。
平日は薬局にて研修。

感想
私は昨年の夏、8月5日から17日の約2週間、マレーシアにてSEP(Student Exchange Programme)のoutgoingに参加しました。
マレーシアの薬局は日本とはかなり異なり、驚くことの連続でした。
まず、マレーシアでの薬局の研修中、処方箋をその薬局で2回しか見ず、というのも、私が研修を受けた薬局では1回目は処方箋を持参しますが、2回目以降は薬の空き箱を渡すだけで薬を購入することができたのです。
また、マレーシアでは薬剤師1人に対してファーマシストアシスタントが4人から5人付いており、ファーマシストアシスタントも患者さん本人に対し、直接薬を渡すことができます。
日本は調剤薬局とドラッグストアで別れてますが、マレーシアの薬局は薬だけではなく、ベビーグッズやシャンプー、リンスなども売っており、日本のドラッグストアのようなスタイルでした。
このように同じアジアでも薬局事情が異なるということを知れて、とても興味深く貴重な経験となりました。
マレーシアという国はイスラム系、中国系、そして インド系と大きく3つの国の人たちが共存しており、私は特にイスラム教徒の薬学生と過ごした時に、時間になると1日5回も祈りをする姿や、それぞれの家庭によるらしいですが、断食の期間で日が出ている間は何も口にしていない姿を見て本当に驚きました。
研修中の休日はフランス、エジプトからきた留学生たちと首都のクアラルンプールやモスクなどを観光し、とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。
このプログラムに参加し、マレーシアの薬学事情を知るだけでなく、世界中に薬学生の友達を作ることができ、何より薬学連盟のマレーシアの方々がとても心優しく、暖かみを強く感じました。参加して本当に良かったと思っています。