イベント内容
アフリカや中東における
● 難民や国内避難民の現状
● 医療保健や水衛生に関する問題
● 赤十字による地域保健活動
● 新型コロナウイルス対応
などについて五十嵐真希先生(日本赤十字社中東地域代表部首席代表 兼 国際赤十字赤新月社連盟 中東北アフリカ地域緊急保健コーディネーター)にご紹介いただきました。
開催日時:2020年6月21日(日) 16:00~18:30 (30分延長)
開催場所:オンライン(Zoom)
参加人数:97人(スタッフ、スタッフ会員、レギュラー会員、非会員)
タイムスケジュール
16:00~16:10 諸準備時間
16:10~16:20 団体説明・先生のご紹介・聴講にあたっての諸注意
16:20~17:40 ご講演
17:40~17:50 質疑応答(第一部)
17:50~18:00 Closing(記念撮影・アンケート説明)
18:00~18:30 質疑応答(第二部)
18:30 完全終了
感想
6月21日に「国際人道支援に関するオンライン講演会」を開催いたしました。講師として、五十嵐真希先生(日本赤十字社中東地域代表部首席代表 兼 国際赤十字・赤新月社連盟中東北アフリカ地域緊急保健コーディネーター)にご登壇いただきました。参加者として100名近くの学生・社会人にお集まりいただきました。
ご講演では、世界の貧困問題や感染症問題に対する国際機関の連携・取り組みといったグローバルな視点での内容から、赤十字によるアフリカにおける地域保健医療活動や中東地域の難民・国内避難民への具体的な取り組みといったローカルな視点での内容まで幅広く学ばせていただきました。さらに、昨今のCOVID-19感染拡大の現地での状況や、赤十字による取り組みについても詳しくうかがいました。全体を通じて、実際の活動の様子や現地からの声を、多くの写真や映像によって視覚的にも学ぶことができました。
数多く心に残る内容がある中で特に印象に残ったのは、「最終的には現地の人々が自分の力で問題を解決できるような体制をつくる」ということでした。そのためには、一方的に支援活動を行うのではなく、その活動の意味まで現地の人々に理解してもらえるような支援者側の尽力が必要であることを知りました。
世界の様々な問題に対し、これからも長い時間をかけて地道に人道支援を続けていく事が大切だと学びました。また、自分自身がそれに携わりたいとも強く感じました。
最後となりますが、講師を務めてくださった五十嵐先生、ご参加くださりました全ての皆様に感謝申し上げます。今後も国際渉外部では、薬学生の国際問題への知見を深める様々な企画を作り上げていく所存です。
国際渉外部 立命館大学 薬学部4年 廣澤孝駿
国際渉外部 北里大学 薬学部2年 木村菜菜子