#27 <運営インタビュー>内務部・中村真悠

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日本薬学生連盟は様々な部署の運営で成り立っています。今回は、運営部署の中でも活動内容を知らない人が多い内務部でリーダーを経験した中村真悠さんにインタビューを行いました。

中村真悠

徳島文理大学薬学部薬学科4年

* プロフィール*
2019 年度内務統括理事
2020 年度副会長

趣味は 一人旅、野球観戦、PC。特技は ゾーンに入ったときにGAS をすること。
※GAS:
Google Apps Script

2017 年に徳島文理大学入学2018 年3 月に日本薬学生連盟へ入会し、スタッフとして内務部に所属。創立20 周年パーティや年会などの大きなイベントで参加者全員の情報を管理。上級生顔負けの調整力を発揮した。中学では、バレー部キャプテン、生徒会活動の傍らで3 年連続学級委員長という桁外れのリーダーシップを発揮していた。

ー 内務部の活動内容を教えてください。
 内務部の主な活動は会員情報の管理、会員メールマガジンの配信、HP やメールから来たお問い合わせの対応、ショッピングサイト( 寄付の受付とグッズの頒布) の運営等を行っています。
 メールマガジンを配信するときは必ず日本語の文章の校閲を行っています。そのうえで機種依存文字、環境依存文字の排除をしたり、見やすくするために文字を修飾したりしています。

ー 日本薬学生連盟に入会したきっかけは? 

 1 年生の終わりに、Facebook でたまたま見つけた日本薬学生連盟の年会に興味を持ち、そのまま徳島から東京まで友達を連れて年会に参加しました。入学したとき、自分の周りには資格さえ取れればよいという感じの人が大多数でした。私のいる大学は、関東のように他の薬学部と関わる機会がほとんどありません。そのような環境の中では、自分の目標や夢を語り合える機会がありませんでした。なので、初めて参加した日本薬学生連盟のイベントで夢や目標を明確に持つ同学年と出会って良い意味で衝撃を受けました。その時の印象が強く、日本薬学生連盟という場に惹かれました。そして、どうせやるなら運営側としてかかわりたいという想いで入会しました。

ー なぜ、内務部に?

 もともと事務作業が好きだったり、中学で生徒会、高校でもクラス委員として同じような活動にかかわっていたこともあり、自分の経験やスキルをさらに向上させるには内務部が一番合ってると思いました。

ー 内務部の魅力を教えてください。

 支部本部やプロモーション部とは違った意味で、直に会員と関わっているという実感を持つことができます。メールマガジンもそうですが会員の情報を管理するという重要な役割を担っているので必然的に責任感も生まれます。団体のため、会員のために活動を行うことで得られる達成感は何とも言えない心地よさがあります。

ー 会員メールマガジンで工夫していることは?

 一番の悩みどころはタイトルです。中身が良くても読んでもらえないことには何も伝えることが出来ないので…
 メールマガジンは配信した後、実際にどのくらいの人が見てくれたのかを検証しています。例えば、文字の修飾を行わなかったメールの開封率( 実際にメールを開いた人の割合) は30% と低いのですが、申し込み方法欄や「詳細はこちら!」等、強調したい部分の文字色を変えるだけで51.46% になったりと、数値で工夫の成果を見ることが出来ます。

内務の仕事は参加予定者の管理だけではない。イベント当日は全員分の受付が控え ている。
数百人分の参加者データはスプレッドシートやExcel で管理。学年や参加日程など属性別ですぐに検索 できるようにしている。

ー 統括やってて大変だなあと思うこと

 扱う情報が情報なので、常に気を張っている感じがします。個人情報の管理について重要さはわかっていても、知識として知っているということと実際に管理をする立場になるのとでは話が違いました。特に、統括をやってからは自分が全責任を負う事になるので、例えば街中のカフェで作業するときは個人情報関連のファイルは絶対に開かないなど細かい部分でも意識するようになりました。
 また、内務部の活動はパソコンがないと何もできない( 運営はクラウド管理されたファイルを共有して行っている)パソコンがない時はたとえやることがあっても何もできないというもどかしさを感じていました。

ー 卒業後はどんなことをしたい?

 入学時から病院薬剤師になりたいと思っていました。4 年生になった今もその気持ちは変わっていません。内務部の活動を通して身をもって感じた個人情報管理の責任感、リスクマネジメントの重要性は、多くの患者さんと関わる薬剤師にとっても通ずるところがあると思います。

ー 最後に、なにか伝えたい事

 地道な事務作業一つでも、自分の仕事がないと団体が回らない。団体の運営には表に見えない、名前のない小さな仕事がたくさんあります。地味だけど、地味にすごいんです。人前に立つような華やかさはないけれど、私はこの内務部という活動に誇りを持っています。コツコツ仕事をするのが好きな人、このインタビュー記事を見て内務の活動に興味が出てきた人、ぜひスタッフとして内務部へ来てください!

お問い合わせ先:internal@apsjapan.org
スタッフに興味がある人は件名「内務部スタッフ希望」でお気軽にご連絡ください!

※この記事はAXIA-NEO- #03 2020SUMMERに掲載した内容です。